私がずっと夢にみていた築地卸厨の内田悟さんによる「やさい塾」に参加してきました
きっかけは、数日前、本当に偶然ネットをさまよっていた所、あるカフェで「やさい塾」を
開催するので参加者募集中というページにたどりついてしまい、即問い合わせました。
けっこう直前だったので、断られてしまうんじゃないかと冷や冷やでしたが、
空きがあるので参加OKとのお返事が
別の予定が入っていたんですが、「やさい塾」のために全部キャンセルしてしまいました。
場所は、馬喰横町にあるハスハスキッチン。
12時〜15時の3時間。一体どんなお話がきけるのでしょう・・・ ワクワク
初めてお会いした内田さんは、なんともやさしい笑顔で、なんだかお肌もつるつるされてました。
やっぱり、これも野菜の効果なのかしら。
ハスハスキッチン自体、はじめて来たのですが、ビルの5階にある1室とは思えないくらい、
白と木目調のインテリアが落ち着きます。
まず、1人ずつ配られたハーブ。
左から、レモンバーム、タイム、ローズマリー、見切れてしまいましたがセージもあります。
「みなさん、ハーブをひとまとめに握りつぶして香りをかいでみてください」
おぉ〜、なんていい香り
「じゃあ、隣前後の人のをかぎ比べてみてください」
「?」
同じハーブをにぎっているのに、なんでそんなことをするのかなぁと思いながら、
お隣の方の握っているハーブを嗅がせてもらうと・・・
なんと香りが違うんですよ!!
私のはどちらかというと、レモンバームがメインなさっぱりした香りがするのに、
隣の方のハーブからは、少し甘めの香りがしたんです。
さらには、前の席の方とも嗅ぎあいをしてみると、これまた全然違う〜
内田さんいわく、人の手のひらに付着している微生物や、手の温度・湿度など、
1人として全く同じ人がいないのと一緒で、その手のひらをつかっただけで
多様な香り方があるそうです。
これって、つまりはいかに人が手をかけて料理をすることが、大切かということに通じますよね。
お母さんの握ったおにぎりがクラスで1番おいしいと感じたのは嘘じゃなかったんだと思いました。
私たちの手のひらを通じて、愛情や美味しさが伝わっていくんですね。
さっきのハーブは早速ハーブティーに早変わり
ここから、いよいよ内田さんによる講義のはじまりです。
野菜の安全ってなんだろう?
野菜にまつわる、昨今の社会事情、台所事情・・
何を信じて、何を疑うのか・・・
本当の野菜の見分け方・・・
とにかく、内田さんの人柄の良さが前面に出ていて、みんな釘づけでした。
時々、冗談なども交えながら、和やかに時間がすぎていきます。
内田さんのお話されている裏手では、スタッフがあわただしく試食品の準備をしていて、
その何とも美味しそうな香りが漂ってくるので、お腹がグルグルなってしまいました。。
13時30分ちかくなり、ようやく試食タイム
とうもろこしの冷製スープ、オリーブのピクルス、トウモロコシのフリット
ベジブロス(だし)と、お塩のみの味付けなのに、こんなにおいしいスープができてしまうなんて☆
みんなで、これなら毎日でも飲みたいよね〜と大盛り上がりでした。
フリットも卵は使っておらず、とにかく食感がサクサクなんです。
万願寺とうがらし、島オクラのソテー、青茄子とマッシュルームと玉ねぎのトマトあえ(?)
万願寺とうがらしの甘さ&歯ごたえに感動。
いんげんとアボガドの和え物
ピーナッツ、白ゴマも和え衣に入っているそうで、とろけるおいしさです。
いや〜、こんなにおいしい野菜料理が食べられるなら、肉や魚、卵がなくてもいいなって
思ってしましました。
内田さん曰く、あまり神経質にひとつのものに固執して摂取するのは良くないよとのこと。
「発芽玄米しか食べないとか、サプリメントはかかさないとか、そんなの体にいいわけないじゃん」て。
内田さんも、一時期ベジタリアンな生活をされていたそうで、確かにそのときには味覚が
研ぎ澄まされたそうです。
今日のお話を聞いて、農薬の怖さを知ったのと同時に、一番信用できる自分の目を使って、
ちゃんと目利きができるようになろうと思いました。旬の地場野菜がベストですものね
そして、野菜を大事に扱い、ありがたくいただきます。
最後に著書にサインをしていただきました
また、いつかきっと「やさい塾」に参加したいです。