予告編をみたときから、絶対に見に行こうと思っていた「食堂かたつむり」。
実際に見に行ってきました。
生きることは、食べること。 おいしくてしょっぱい、母と娘の物語。
映画が始まった冒頭は、不倫の倫子だとか、エルメスなんていう豚が出てきたりして、
まるで「嫌われ松子の一生」的な雰囲気の映画なのかと思ってました。
でも、倫子が声を失ったあたりから、徐々にこの映画の本質の部分が見えてきます。
おばあちゃんの糠漬け、きっと愛情いっぱいに漬けられていたんでしょうね。
家も、お金も失ったとしても、家族の愛情があれば、きっと生きていける。
柴咲コウの演技も見ものですが、余貴美子の妖艶なお母さん役や、ブラザートム、
突然現れた三浦友和など、脇役の方々も豪華なキャスティングですよ。
料理は後述するとして、映画の衣装やインテリアも本当にかわいいんです。
センスのよさがにじみ出た映画。
ある意味、かもめ食堂が好きな人なら納得してくれるはず。
さて、食堂かたつむりを開店してから出てくる料理の数々。
なんておいしそうなんでしょう
ざくろカレー、ジュテームスープ、マカロン、お茶漬け・・・
どれも丁寧につくられている料理の数々で、見ていてうっとりしてしまいました。
この映画の料理を担当されているのが、「おかずデザイン」というところ。
この名前・・・そういえば、以前参加した「もみじ市」に出店されていたような!
なんだか身近になった感じがして、うれしい。
映画の後半では、母と娘のストーリー展開に・・・ 予想外に号泣
やっぱり、気持ちを伝えるためには、言葉や文字で伝えることは大切ですね。
目は口ほどにはモノを言いません。
丁寧にする ≒ 愛情を込める
日々、丁寧に暮らしていきたいと思いました。
「食堂かたつむり」、早くも今年のお気に入り映画トップ3入り